2022年度沖展賞を受賞された中地洋子さんの久米島紬です。
泥染めの黒い生地に黄色や藍、赤色のジンダマ(銭玉)やクヂリゴーシィ(崩格子)などの柄を流れるように配置した久米島紬の作品「久米島なないろ夜空」。半年がかりで仕上げたといい「色を多く入れてにぎやかにしたのでワクワクしながら織った。模様が崩れないように糸の張り具合には気を付けた」と仰ってます。
琉球王朝時代に考案された御絵図(みえず)を参考に、泥染の地にフクギ、琉球藍、クルボーなどの草木染料を使い、色を多く入れて賑やかに仕上がっております。歴史ある柄ですが、新鮮でポップな感覚が伝わってきます。
幅39㎝ 長さ13m7㎝