小西暢子さんは、京都府与謝野町にある「芙留庵」(ふりゅうあん)で、日本最古の織物の一つである藤布を織ってらっしゃいます。
藤の蔓を細かく剝いで糸を作り上げた藤布。
その強靭な蔓を編むことで魚網や籠、繊維を糸にすることで布が作られ日本人の衣服に使われてきました。
化学繊維とは違い紫外線劣化にも強く、その耐久性は何十年も作業着に使っても破れません。
ざっくりとした素材感、あらい透け感のある織り組織から夏帯に使われることが主です。
藤布は使い込むうちに驚くほど柔軟で柔らかく馴染み、親しみ深い生地になってくれます。
幅31㎝ 長さ4m90㎝