三代続く機屋に生まれ育った本郷孝文氏は、父の影響で天蚕に惹かれました。今では一軒だけとなった安曇野の天蚕糸農家の糸を使用しています。着物はあくまでも実用であり、仕立て上がりの着物がスッと体になじむのが良いと考えました。そこで、たどり着いたのが、糸の撚り掛けを甘くし、織の打ち込みをしっかりします。すると、ふんわりとした風合いで尚且つ、しっかりとした生地質となり、袖を通した時から体に馴染みます。
この作品は吉野織の技法を使っております
吉野織、 ロートン織、 綾織、 花織、 しず機織、 浮織、、 摸紗織、手機でこれだけの種類を織れる作家は稀です。
幅33,3㎝ 長さ4m54㎝