芭蕉布は、沖縄本島の北部に位置する大宜味 (おおぎみ) 村の喜如嘉 (きじょか) を中心に作られる織物。
琉球王国時代から王族が着用し、中国や日本への貢物としても使われてきました。
1974年には「喜如嘉の芭蕉布」として国の重要無形文化財に指定されています。
芭蕉布づくりは、糸芭蕉という植物を三年かけて育て繊維を採ることからはじまります。
その繊維を灰汁で炊いた後、人の手で細かく裂き、結び合わせて糸をつくり、布に織り上げます。
全てが手作業で、熟練の技と、根気が求められ希少価値がとても高いです。