1941年生まれ。
綴織の人間国宝でもある細見華岳さんのもとで修業後、丹波布と出会います。
丹波布の持つ豊かな表情に、一瞬で心を奪われた福永さん。その後丹波に移り住まれ、一途に一心に、ひたすら木綿と向き合ってきました。
そして1999年、故郷の高知へ移り住み、現在の工房(棉戯房)で作品を作り始めます。
福永さんは独学で綾織を習得し、独自の作品を追及してきました。
何度も何度も草木の色を重ねた糸を機にかけ、糸と会話するように織り進める。
そうして複雑に重なり合う糸が、一枚の布になる。福永さんの作品から感じる不思議な色の広がりと風合いはこの綾織が一つの理由かもしれません。
福永さんが「土佐縞」と名付けられた、この綿布が奏でる ”安らぎと温もり” といった究極の贅沢をぜひお楽しみください。
幅40㎝ 長さ13m40㎝